AIの代行
AIに代行させられる業務と、できない業務
「AIに代行させたい」と考えたとき、最初に決めるのはどの作業を渡すかです。渡してよい作業と、渡すとかえって時間が増える作業があります。ここを先に分けておくと、判断が早く済みます。
運営者は、自分の会社で21の仕組みを毎日動かしています。記事を書いて公開する、録音から記録を作る、動画のコメントに返信する、検索の順位を測る。その経験から言えるのは、代行させられる範囲は思ったより狭く、そして思ったより深いということです。
代行させられる業務
| 下書きを作る | 資料、メール、報告書、記事。ゼロから書き始める時間がなくなります。そのまま出すのではなく、人が直す前提で使います |
|---|---|
| 長いものを短くする | 会議の録音、問い合わせの文面、過去のやり取り。要点を先に取り出させると、読む時間が減ります |
| 決まった手順を繰り返す | 毎朝の数字の確認、公開前の文章の検査、定型の投稿。人が毎回やると忘れるものほど向いています |
| ばらつきを見つける | 書き方が人によって違う箇所、同じ理由で差し戻されている申請、表記のゆれ |
| 言い換える | 規程を社員が読む言葉に、専門用語を説明付きに、長い文を短く |
5つに共通するのは、正解が一つに決まらない作業だということです。人が最後に判断すればよいので、間違いが致命傷になりません。
代行させてはいけない業務
| 計算そのもの | 表計算に式を入れるほうが確実です。AIが出した数字は、合っているように見えて違うことがあります |
|---|---|
| 制度や法令の判断 | どの時点の、どの前提で書かれた答えか分かりません。所管の窓口で確かめる必要があります |
| 最終的に出す判断 | 送る・公開する・契約する。ここを渡すと、間違いに誰も気づけなくなります |
| 社内の事情が前提になる話 | 書かれていない経緯、人の関係、過去の揉めごと。材料がないので出せません |
| 短い定型のやり取り | 「了解しました」を作るためにAIを開く必要はありません |
確認の手間を含めて考えてください。出てきたものを毎回確かめる必要があるなら、その時間も業務時間です。確認に5分かかるなら、5分で書ける作業を渡す意味はありません。
運営者が実際に代行させているもの
知識として書いているのではなく、自社で毎日または毎週動いているものです。
| 毎朝7時 | 前日の録音から記事を作り、公開し、SNSに流す |
|---|---|
| 毎朝8時20分 | その記事を素材に、検索向けの記事を3本作る |
| 毎朝9時 | ニュースを見て、裏が取れたものだけ下書きする |
| 毎日13時 | 朝の処理が動かなかった日だけ、その分をやり直す |
| 毎日20時40分 | 動画に付いた新しいコメントを読んで、返信を書いて投稿する |
全部で21あります。どれも「人が最後に見る」形は崩していません。公開の前には機械で12項目を検査していて、それでも日本語以外の文字が混ざっていたことが2回ありました。
代行を頼むか、自分で仕組みを作るか
外に頼むか、社内で作るかで迷う場合、判断の分かれ目はその作業が毎週来るかどうかです。
- 毎週来る作業 仕組みにする価値があります。一度作れば、あとは動き続けます
- 年に数回の作業 仕組みを作る手間のほうが大きくなります。都度やるほうが早いです
- 外に出せない情報を扱う作業 外部のサービスに渡せないので、社内で完結する方法を先に決めます
当社は業務の代行を請け負っておらず、システムの開発も行っていません。お伝えできるのは、どこを渡せて、どこが残るかという線引きと、その試し方です。
7日間で、一つだけ試す
- 1日目 渡す作業を一つ選ぶ(上の「代行させられる業務」から)
- 2日目 その作業を分解する(探す/書く/確認する)
- 3〜6日目 下書きや要約から小さく試す
- 7日目 続けるかどうかを決める
期限を7日と区切るのは、続かなかったときに「何が合わなかったか」が分かるからです。やめる判断も、7日なら軽く下せます。
業務別の進め方はどの業務からAIを使い始めるかにまとめています。議事録、見積書、請求書、日報、問い合わせへの返信など、作業別に分かれています。
費用について
ご相談そのものに費用はかかりません。送信だけで契約や支払いが発生することもありません。
進め方を確かめたうえで、教材とAIツールをまとめて用意したい場合の選択肢として、当社ではライモBizをご案内しています。金額と条件は料金と利用条件のページにすべて書いています。
継続してご相談いただける場として、月額5,500円(税込)のAI実践の相談室もご用意しています。21の仕組みを中身ごと公開して、ご質問にお答えする場です。
なお、当社は補助金・助成金の申請支援を行っておらず、ご案内もできません。
AI Labは合同会社SOL COMODAが運営するライモBiz代理店で、本サービスの公式サイトではありません。
運営しているのは
合同会社SOL COMODA 代表の薦田 教清(こもだ のりきよ)です。2003年から不動産の賃貸を続けており、いまは一棟15室の運営のほか、民泊、空き家の活用、築古戸建ての再生を手がけています。
AIは知識として紹介しているのではなく、自社の仕事で使っています。くわしくはAI Labのトップページに書いています。
渡せるかどうか迷っている作業を一つ、お聞かせください。渡してよいか、残すべきかをお返しします。
当社は業務の代行・システム開発・運用の代行は行っておりません。提供する内容と、提供しないものをご確認ください。
